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Letters

Letters by Yuriy Kusanagi

書評『東大院生が考えたスマートフォンFX』田畑昇人著

どんな本でも結局は売ることが目的なので、言ってみれば最大公約数的な、無難な情報だけで終わってしまっている本は多い。

FX本に関してもそれは同じことだ。

 

ところが『東大院生が考えたスマートフォンFX』には、痒いところにちょうど手が届くような、他の本では詳しく触れられていない具体的なFX取引の秘訣が書かれている。

 

 

時間帯に関する知識

 

既にある程度FX取引をやっている人たちの間では時間帯によって値動きにクセがあることは常識だけど、時間帯を意識した取引のコツが詳しく書いてある初心者本は意外と少ない。

でも時間帯を意識して取引することはかなり重要だし、簡単に実践できるポイントでもある。

 

ある市場がクローズする間際には「ポジションを解消しようとするニーズ」が存在する

 

この部分を頭に叩き込んでおくだけでも、かなり有利に取引を進められるはずだ。

 

 

役に立つたくさんの小ワザ

 

プロスペクト理論に関する記述も興味深い。

 

FX取引において人がなぜ損切りできないかを説明してくれるのがこの理論で、簡単に言うと、損失が拡大しても途中から慣れてしまって悲しみはあまり増えなくなるからだという。 

きっと誰にでも思い当たる節があるはずだ。

 

他にも、

 

  • 決済のタイミングをエントリーしてからの経過時間で決定する
  • オープンオーダーとオープンポジションの見方

 

など、知っておくべき小ワザがいくつも列挙されている。

 

 

といった田畑氏のスタイルは個人的にもかなり共感する部分だ。 

 

まとめると、FXの初心者本を読み終わり、さらに周辺知識を増やしたいときに読むべき最適な一冊だと言える。