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Letters

Letters by Yuriy Kusanagi

書評『頭の回転が3倍速くなる! 速読トレーニング』角田和将著

ビル・ゲイツ氏はかつて「最も欲しい能力があるとすれば、それは本を高速で読む能力だ」と言ったらしい。

 

ITとはInformation Technologyの略語で、日本語にすると情報技術だ。

情報が簡単に手に入るようになった現代だからこそ、質の良い情報を高速でインプットする能力には大きな価値がある。

 

僕がリスペクトしているとあるビジネスマンは、「まず最初に自分の子どもには速読をマスターさせる」とまで言っている。

 

そんなわけで、僕が速読について学ばない理由はなくなったというわけだ。

 

 

本は読まずに見ろ

 

本書の要点を簡単にまとめると、本は読むのではなく見ろということになる。

 

視野を拡大するトレーニングとして、小学生レベルの間違い探しやパズルのような問題が掲載されていて、これが本当に速読に役に立つのかと一瞬戸惑ってしまった。

 

でも、最後の方に書いてあった行の上と下だけを高速でチェックするように目線を動かすというテクニックはかなり斬新で面白いと思った。

行の途中を読む意識がなくても、行の上と下を順番に見ていけば内容がある程度頭に入ってくるというのだ。

 

まさかと思う人は一度試してみるといいだろう。

 

 

慣れが重要

 

結局のところ、本を速く読む能力はどれだけ読書に慣れているかということにも密接に関係していると思う。

いつも本ばかり読んでいれば自然と高速で読めるようになるし、本を読む習慣がなければ突然速読をマスターするのは難しいかも知れない。

 

僕にとって読書は情報を得るための単なる手段だ。それ自体が目的ではないなら、できるだけ短時間で済ませられた方がいい。