Letters

Letters by Yuriy Kusanagi

書評『口説きの教典─カリスマナンパ師ミステリーの恋愛メソッド』

「手堅いゲーム運び」という言葉が印象に残った。

 

恋愛には不確実な要素が多い。

 

相手の気分が変わるかも知れないし、こちらの事情が変わるかも知れない。

それが上手く合致したときにだけ恋愛は成立する。

 

多くのカップルは偶然の重なりから生まれていると思う。

たまたま同じ環境にいて、偶然話す機会があって、偶然デートが上手くいった結果、カップルになる。

 

 

再現性のあるメソッド

 

ミステリーが提唱する恋愛術は不確実性を極力排除した、再現性のあるメソッドだ。

 

あなたも、今まで上手くいった恋愛がどうやって始まったか、思い返してみるといいと思う。

ミステリーが意図的に作り出そうとしている恋愛の流れと驚くほど共通点が多いことに気づくだろう。

 

 

人間の求愛パターン

 

生物のライフサイクルにはかなり決まったパターンがある。

 

だとすれば、求愛のパターンにも決まったパターンがあり、決まった攻略法で突破できるのではないだろうか?

答えはもちろん、イエスだ。

 

入学試験で例えるなら、毎年同じ問題が出題されている状態に等しい。

 

 

コミュニケーション能力はもっとも価値がある能力

 

AI時代が目前に迫っているこの世界で、人間に残されている仕事はコミュニケーションを取ることだけだ。

つまり、コミュニケーション能力は、人間が持っている能力の中でもっとも価値があると言える。

 

恋愛術としてだけではなく、広い意味でのコミュニケーション術として意味のある内容が書かれている良書だと思う。