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Letters

Letters by Yuriy Kusanagi

書評『損する結婚 儲かる離婚』藤沢数希著

考える、という作業をめんどくさがって避けている人は多い。

 

例えば、僕は車を運転することはかなりのリスクがある行為だと考えているので、極力避けるようにしている。

性格的にもあまり向いていないような気がするし、車を所有すると駐車場代や自動車税など余計なコストもかかってしまう。

 

でも、多くの人はこのあたりのリスクやコスト面についてあまり深く考えずに、車を所有したり運転したりしている。

 

結婚も同じだ。

 

結局のところ、法律とお金の知識は人生における重要な決断をする上でかなり大事で、『損する結婚 儲かる離婚』には結婚という切り口から見た法律とお金の知識が満載されている。

 

 

離婚裁判の流れ

 

この本の前半は主に離婚時の裁判の流れについて書かれている。

 

まず、裁判について深く知らない人は多い。

僕も正直なところ何も知らなかった。

 

でも、これを読めば離婚裁判がいかにノロノロしていてめんどくさい手続きであるかがよくわかる。

時間の無駄でしかない上にお金を取られてしまう、最低最悪のイベントだ。

 

 

結婚制度の歴史や意味

 

後半は結婚制度の歴史や意味について書かれている。

 

結論から言うと、結婚制度はモテない男性のために存在している。

僕は以前から、結婚制度は欲求不満のモテない男性が社会の中で反乱を起こすことを防ぐために存在しているのではと思っていたけど、藤沢数希さん曰く、まさにその通りであるらしい。

 

女性に困っていると感じている男性にとっては後半は不快に感じるかも知れない。

でも、それをきちんとした証拠や研究結果からバッサバッサと切り捨てていく藤沢節は痛快の一言に尽きる。

 

 

藤沢数希さんに拍手を

 

みんなが漠然と感じているであろう真実を、いつも簡潔に(ときに冷徹に)述べて、多くの気づきを与えてくれる藤沢数希さんに拍手を送りたい。

彼はちゃんと考える人たちの味方だ。