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Letters

Letters by Yuriy Kusanagi

街中のすべてがデートのために存在している

渋谷の街の構成要素をよく見てみてほしい。

 

飲食店とアパレルショップばっかりだ。

 

これは渋谷の街に限ったことじゃなく、どの地域においても繁華街はだいたい飲食店とアパレルショップばかりで構成されている。

 

結論から先に言うと、街中にあるすべてのものはデートのために存在している。

 

 

デートのための食事とおしゃれ

 

アルコールは異性と親密な関係を築くのに役に立つ。

人間には理性があって、でも恋愛をスムーズに進めるためには理性はジャマになることが多いからだ。

 

恋愛においてはいつでも本能的に行動できる人間が勝つ。

そのためにアルコールの力を借りるというのは世界中どこでも共通だ。

 

また、ある程度のおしゃれも恋愛には不可欠だと言っていい。

 

裸で街中をうろつく人間がいないのと同じように、デートにパジャマで登場する人間はいない。

外で異性と会うときは誰だってパジャマ以外の服を着ているはずだ。

 

そう考えてもう一度渋谷の街を見渡してみると、ただでさえ欲望の溢れかえる渋谷の街がより一層ギラギラして見えてくる。

 

街は人間の欲望を写す鏡なのだ。

 

 

街は巨大な蟻塚に似ている

 

街遊びにデビューしたばかりのときは誰もが夢を見ているんだと思う。

あのショップで服を買えば魅力的になれるとか、あのバーが流行っているから行ってリア充の仲間入りをしたいとか、そういうことを考える。

 

そして、そのうちに気づく。

あれもこれも結局すべてはデートのためなんだと。

 

渋谷のような繁華街は巨大な蟻塚みたいなものだ。

僕たちの人生は動物的な本能に支配されている部分が相当大きい。